2008年06月02日
お椀の型
お椀の型はいろいろとありますが
今回はお椀の渕(口をつける所)の型のことを書いてみます。
何も反っていなくて、2個重ねたら丸い毬のようになる形を、まり型。
上の方が外に開いているのを、ハゾリ型といいます。
ハゾリとは、羽が反(そる)と書いて 羽反(ハゾリ)です。
鳥の羽が反った形から来ています。
陶器だったら、チュウリップ型とかユリ型とか朝顔型とか言います。
漆器でも、ユリ型ということもあります。
漆器の色々な形や絵柄は、自然の中から来ています。
ユリ型も良いけど、ハゾリの方が言葉としては、きれいだな~と感じます。
昔はこのまり型がお椀の型としては、主流でしたが、
今はハゾリの型を良く見かけます。
唇が渕に当てやすく、お汁を飲みやすい・・から
といわれます。
子供用のお椀もこの型が多いです。
が・・
まり型のお椀の方が絶対に飲みやすく、口にあたりが良いと私は感じます。
Posted by くらくら at
18:11
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