2008年07月26日

お食初め

お食初め



先日、結婚が決まった娘さんとお母さんと色々と話しているとお食初めの話になり、
”そういえば使ってました”と20数年ぶりに箱を開けて取り出してみました。

赤ちゃんが生まれて100日にお食初めのお祝いをいをします。
まだ赤ちゃんは当然食べることは出来ませんから
飯椀のご飯とお汁と野菜煮物などを夫々に盛って箸で赤ちゃんの口元にそっと近づけて
食べさせる真似事をしました

赤ちゃんが丈夫に育つようにと願いをこめた日本の習慣だと思います
ちょっと大きくなると”祝い膳”になりサイズはこれより1回り多きくなって行きます

今思えば、このお椀をお茶碗や汁椀替りに
日常子ともが小さいときに使っていればよかったと思いました


子供のお食初め膳や祝膳は、総朱(全部朱の色)が男の子用でお膳の高さは低くなっています
                  外黒内朱      が女の子用でお膳に足がついて高くなっています

昔は着物を着ていましたから、女の子は正座・男の子はあぐらをかくので膳の高さが違うといわれています
大人用も男の人が低く・女の人が高くなっています

以前母から聞いた話では、女の子用に家紋をつけるということでしたが
今は、男の子用の総朱のお膳に家紋がついていますから、
本当はどうかは分かりません

ただ、我が家は何故かこの黒内朱の女の子用お膳に家紋がついていました
これで、男の子も女の子もお食い初めを済ませてしまいました・・・・

そのせいかしら・・・
息子は大学に行ったっきり家に戻る気がなく
娘は結婚をする気すらありません・・・・









Posted by くらくら at 12:16│Comments(1)
この記事へのコメント
よい習わしが日本にはあるのに、なかなか、生活にはいってこず、残念ですね。
漆のあったかい感じがすきです。
こちらの友達で、足つきのお膳をソファーのテーブルの下にパソコンなんかをのせておいています。ちょっといい感じです。
いろいろな使い方が、ひとによってあるのですね。
Posted by kazu at 2008年08月01日 01:10
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